金利がうまいFXキャリートレード

金利収益が期待できるFXキャリートレード

英国では、1989年に金利が15.625% (3ヵ月LIBOR)をつけたが、その後は低下した。ようやく2003年7月になって3.39125%の底をつけ、その後は反発に転じた。 2005年9月末の3ヵ月物LIBORは4.6%まで回復し、2000年1月以降の平均的な水準にまで回復している。また他国との比較では、英ポンドの金利が相対的に高いことが見てとれ、英ポンドは高金利通貨の一つとして認識される。また、こうした金利格差によって、円やスイスフランを相手通貨として、キャリー・トレードが行われることにもつながっている。

 

キャリー・トレードが頻発すると、英ポンドが買われることになり、逆に、キャリー・トレードのポジションを解消するときには、英ポンド売りが発生する。 2003年7月10日にBOEは25bp利下げして、レポ・レートを3.5%にした。それを予想していなかった筋の英ポンド売りが出て、英ポンドは軟調になったため、GBP/CHFのキャリー・トレードのポジション解消が継続した。

 

また逆の例として、2002年10月22日にMPC (=Monetary PolicyCommittee、金融政策委員会のこと)の議事録が発表されたとき、GBPが買われて1998年以来の高値になったことがある。議事録によると、BOEの10月8、9日での会合で金利据え置きが決定されたが、そこでの投票は5:4と僅差であり、これにより利上げの可能性を見た筋が英ポンドを買い上げ、キャリー・トレードに弾みがついた。